沖縄で最初に住んだのは石垣でした

沖縄移住の最初は、石垣島だったんです。元々、海が好きで、本土にいたときにも、あえて海の傍の職場に志願して行ったこともあったくらいです。石垣では海のすぐ前ではなかったんですが、歩いても行けるほどの距離でした。 本島に移ってまず宜野湾に住みました。程なく、ラ・アシエンダ ウノの計画に出会って住むことになりました。那覇新都心は基地跡地ですから、どんどん街ができあがっていくすごいエネルギーを実感しました。

アシエンダ ウノ

まず、ラ・アシエンダ ウノが良いのは、ハード面で床や扉などが他のマンションとは決定的に違うと思います。センスとグレードが高いですね。それと住んでいる人たちの関係がとってもいいマンションです。世代が近いことや、比較的小規模であることで、コミュニティが出来上がっていると感じます。自治会にも多くの方が参加されていますし、私も含めお医者さん、経営者の方、マスコミの方、教育関係者の方々がいて、良い関係が保たれているように感じます。子供を通じて、奥さん同士も仲良くしていますし、入居者を選別してくれたジョイントさんに感謝しなければならないと思っています。

定期借地権について

定期借地権には抵抗はありませんでした。でも出来たら沖縄にはずーっと住んでいたいですね。那覇での仕事をやめたら、離島かやんばるの田舎で、畑をもって土に触れたり、小舟で海に出たリの生活をしたいなーって考えています。東京で生まれ育ったので東京を捨てきれない部分は正直あります。しかし、いずれは自分達のお墓も沖縄に作りたいと思っています。

おもろまち自治会

新都心のおもろまち地区に自治会を作ろうという動きがあって、賛同して活動してきました。2丁目、3丁目はマンションが多くて、1丁目と4丁目に戸建てが 少しあるんですが、なにせほとんどの所帯が他から移住してきた人たちですから、加盟率は非常に低いんです。自分たちの街をどうしていけるか前向きな活動をしていかなければいけないことを痛感しています。「強い志」を持って実践することによって、参加者が増えてくると思っています。少し先の夢になりますが、これからの街づくりの場面で、ビギンやD-51など沖縄出身のミュージシャンの協力を得て一緒に活動できたら楽しそうですね。

これから移住したい人へ

まず、「良いことばかりをイメージしてこないこと」を第一に云っておかなければならないと思います。ブームに惑わされずに、しっかりした考えで来るべきでしょう。海が好きとか沖縄病にとりつかれただけでは厳しい現実にぶつかってしまうかもしれませんね。沖縄で「何をするのか」「何が出来るのか」をきっちり見極めたうえで、計画にも資金的にも余裕を持って決めるべきではないでしょうか。移住の適齢期はというとライフスタイルなどによりかなり幅があると思いますが、体が元気でポジティブなときに移住すると良いと思います。これが、移住15年の僕からのアドバイスです。

プラス面・マイナス面について

プラス面
とにかく暮らしやすい。暖かい。日本でここより暖かいところ無いわけですから。
海が好きな人にとってはかけがえのない場所だと思います。ゆっくり朝食を食べて、洗濯物を干してそれから海に行って、潜って、遊んで夕方帰ってこれる。これは東京に比べたら天国ですよね。東京だったら泊りがけの旅行ですよ。もちろん今の那覇でも、20分くらいで宜野湾のビーチやマリーナに行けますから。小さな島に色々な文化が凝縮されています。アウトドアだけでなく文化面で未知との遭遇が体験できるかもしれませんよ。

マイナス面
約束を破られることが多くて、一時人間不信に陥ったことがあります。ほとんどの場合、相手に悪気はないんで、こっちだけ怒ってもしょうがないことなんですけどね。この辺を克服するのは大変ですよ。
沖縄で仕事を探して生活しようという人へのアドバイスとしては、収入面では本土と比べて圧倒的に低いですよ。多分、東京と比べて半分くらいだと思います。

東京都出身。
大学卒業後、東京渋谷区代々木歯科センターに勤務。
在籍中、東京都八丈島に１年半出向。
一般歯科治療・小児歯科・病院歯科・障害者歯科・へき地歯科医療を経験。
同センター医局長及び副院長も努めさせていただきました。
1991年（平成3年）～石垣市石垣歯科に勤務。あこがれの沖縄へ移住。
八重山・与那国全島の小児歯科検診を経験。
1999年（平成11年）～中城村内にて委託開業
2002年（平成14年）～当地にて、Y Yマリンデンタルクリニックの開業
家族／妻1人　子供4人　犬1匹 子供は上から5年生、3年生、1年生、4才・・すべて男の子です。
三人は石垣生まれ一番下の子は本島、宜野湾の生まれです。
自然の大切さを理解した上でグローバルにものを考えられるようになってもらいたいです。